この週末、群馬県の草津温泉へ静養に出かけていたのですが、帰路は目先を変えて軽井沢から佐久へ出て、国道146号線を南下して小淵沢へ出るルートを採りました。
佐久市街を過ぎて臼田バイパスも終わり、国道が対面2車線の狭い道に戻ってから暫く進むと、左前方の千曲川を渡る橋が目に飛び込んできました。
独特な曲線でおなじみの長野県名物、中島武氏設計のコンクリートローゼ橋です。ああそうだ、佐久にも一橋土木資産に選奨されたのがあったんだった、そういえば。
偶然の邂逅。すぐさまハンドルを切って橋へ。
立派な親柱を左右に構え、奥にはあの独特なカーブを描くコンクリート柱。
もうちょっと近寄って。なだらかなカーブを眺めていると心が和むわあ。
親柱はかなり立派な造り。「栄橋」の銘板が嵌められています。
土木学会選奨土木遺産のページによると、本橋の架橋は昭和13年。親柱の銘板は、上の写真の通り左岸左手が「栄橋」、右手が「花の里 さくまち」。右岸左手が「さかえばし」、右手が左岸同様「花の里 さくまち」。
多分「花の里 さくまち」というセンスのない銘板は、昔は竣工年の銘板が嵌められていたんだとおもうんですがねえ…。
アーチ部をじっくり鑑賞。
結合部や柱部は鉄板によって補強が施されています。
土木遺産のプレートはちょっと探しましたけど見当たりませんでした。
時間がなかったので、また今度ゆっくり写真を撮りに行きたいところです。