山形交通三山線は、寒河江市の羽前高松から西川町の間沢までの11.4kmを結んでい路線で、1974年11月に廃止されました。
廃線跡はごく一部を残すのみでほとんど痕跡は残っていないようです。
夏休みの旅行では、廃線跡を探索するだけの時間が捻出できなかったので、ひとまず保存されている車両を見学してきました。
月山の酒蔵資料館に保存されているモハ103号です。
酒蔵資料館の片隅に、大切に保管されています。
ちょっと近寄って。二軸の愛らしいマッチ箱のような電車。
側面から。二軸台車なので見るからに走ったらピッチングがすごそう。
手前にある海味駅の駅名板。
←西海味(にしかいしゅう) 海味(かいしゅう) 睦合(むつあい)→
しかし海味って難読地名ですよね。しかも山間部なのに「海」の字を使っているのはどういう由来なのでしょうか。
側面の行き先表示は、表サイドが間沢行、裏サイドが羽前高松行。
独特の書体ですが、営業当時からこうだったのかは当時の写真を見ても判読できないのでよく分かりません。
以前から欲しいなあと思っている写真集、「消えゆく山形の私鉄電車」とかを見てみれば解決するかもしれないな。
車号表記その他もろもろ。これも独特の書体。
正面から。ダブルルーフの屋根が帽子のようにも見えますね。おへその一灯ライトといい可愛らしい感じ。
ヘッドランプをアップで。
レンズっていつ見ても惹かれます。
昔江ノ電のヘッドライトを一灯持っていたのですが、売っちゃったのですよね。もったいないことをしたかも。
場所はこちら。山形自動車道西川ICからすぐです。