日本モンキーパーク開園50周年を記念して、7年前から閉鎖されていた岡本太郎画伯の「若い太陽の塔」が、今日から期間限定で公開されています。
太陽の塔のパワーにすっかりやられている私、早速観に行ってきました。
「若い太陽の塔」は、大阪万博の一年前、1969年に作成され、「太陽の塔」の試作とも言われています。モンキーパークでながく公開されていましたが、園内の外れに位置していたことから周辺の維持管理コストが削減対象となり、7年前に閉鎖。以後は荒れるにまかせていましたが、奇しくも今年はモンキーパーク開園50周年であると同時に大阪万博から40年、そして来年には岡本太郎画伯が生誕100年を迎えるという巡り合わせもあって、今回の再公開に至ったようです。
アプローチの散策道も藪漕ぎのように荒れ果て、塔自体も錆をはじめかなり荒廃していたので、先週の土日は一般公募のボランティアスタッフが草刈りやペンキ塗りなどを実施しました。実は私も応募していたのですが、選に漏れてしまい参加できなかったのでありました(涙)
背が高いので園内から良く見えるのに、辿りつけなかった「若い太陽の塔」。
公開は一日3回(平日は2回)。今回は第一回目の公開に参加しました。
普段は閉鎖されており、今回の公開にあたって久々に開放された散策道を進み塔の下へと進みます。
木陰の上り道を5分ほど歩くと森が開け、突然目の前に若い太陽の塔が現れます。
塔の広場手前には、こちらも画伯の作品として有名な、「坐ることを拒否する椅子」が置かれていました。
これと同じものは、確か青山の岡本太郎記念館とかにもあったかと。
一個ほしい…。
そして「若い太陽の塔」。
地面から湧き上がるように天に昇る三本の青い脚、天を突くように両翼に広がる腕、そして燦燦と黄金色に輝く顔…。
躍動感に漲っており、文字通り「若い」エネルギーに満ちているように思えます。
中央の螺旋階段から展望台に登ると、なかなかの眺望でした。
背後から見上げてみる。
確かに風雪に晒され、朽ちてしまってはいるのですが、それでもとめどなく沸き出ずる若いパワーを感じさせるのは、さすが岡本画伯の作品であればこそ。
あまりの素晴らしさに、最初は一回だけ観たら帰ろうと思っていたのですが、3時間後の2回目の公開も観る事にしました。
入園料も勿体無い(笑)
さて、どこで時間を潰そうか…。当ても無く園内をふらふらしはじめたのでありました。
つづく。