三連休の中日、富山地方鉄道の駅舎巡りをしてきました。
本来は初日から行って車中泊で二日かけてゆっくり巡る予定にしていましたが、連休前夜に頭痛で倒れてしまったので、初日は休養に充てて日程を一日に縮めての遠征に。おかげでついでに予定していた猪谷界隈の水圧管路やら鉄橋撮影は次回送りになりました。
夜のうちに移動して、有磯海SAで仮眠。日の出とともにもそもそと動き出し、最初のターゲット、愛本駅に到着したのは午前5時30分。
愛本はかつて刎ね橋として有名だった愛本橋の最寄り駅。破風が印象的なちいさな駅舎です。
山あいの小さな集落にたつ駅ながら、かなり凝ったデザイン。でも裏側は至ってシンプル。
既に無人化されて久しく、窓口があったであろう場所は板を打ち付けられて掲示板になり、そして椅子が置かれていました。
改札口からホームまでの通路部分には、防雪のためか覆いが設けられているので、すこし薄暗い印象です。
続いては浦山駅。こちらは比較的シンプルな構え。
むしろ裏手の方が凝っているというか。比翼千鳥破風というのかな、こういうの。
ホームにはこれまた愛らしい木造の待合室。切り妻の頂部に設けられた蛍光灯が、角のようでユーモラスです。
お次は舌山駅。200mくらい南に北陸新幹線新黒部駅ができる予定なのですが、その時には新駅が増設されるそうですが、駅間距離が近いので本当に増設なのか、あるいは舌山駅は廃止されるのか…。
移設・廃止となると撤去されてしまうでしょうから、行く末が気になるところです。
印象としては浦山駅と似た感じですが、舌山の方がさらにシンプルな感じです。
ホームは二面二線で、駅舎と反対側のホームには、木造の待合室があります。
この待合室もいい感じ。ところがちょっと気になって裏手に回ってみると…。
ホーム盛土が崩れ気味のようで、倒壊を防ぐために補強がされています。涙ぐましい努力。盛土の突き固めなどをした方がよいと思うのですが、そこまでの予算が出ないのだろうなあ…。
続いては荻生。ここは一面一線のホームの上に本屋が建てられているスタイル。
何気にこういうコンパクトに纏められた駅舎って好きです。銚子電鉄の外川とか。
そしてホーム改修の跡が真新しく目を引きます。端っこまで写真とるの忘れた…。
切り抜き文字の駅名表示は角丸でやわらかい印象。富山地方鉄道の駅舎は駅名表示が凝った意匠のものが多いのですが、それは追ってまた。
長くなりそうなのでつづく。