まだまだ続く駅舎めぐり。
早月加積の次は浜加積。
北陸本線と並行する一面一線の小駅ながら、しっかりした駅舎が設けられています。デザイン的には西魚津駅に似ていますが、西魚津駅は壁面がモルタルなのに対して、浜加積駅は板張り。
そのせいか、西魚津駅は少しモダンな洋風に見えるのに、浜加積駅は純和風にも見えるという不思議。
駅名は残念ながら味気ない丸ゴシックの看板が後付けされています。
他の駅では切り抜き文字などを多用していますが、この駅舎にはそういうものがかつて取り付けられていた跡というのは見受けられませんでした。
看板の裏側はわかりませんけれども。
待合室。例によって無人化されているので出札窓口は板で塞がれています。
欄間というのか改札口の上部の壁は、柱を使ってちょっとしたデザインが施されています。
北陸本線を挟んで反対側から、ホームを遠望。
ホーム上屋の柱は古レールを利用していますが、二本を曲線で組み合わせています。
随分頭でっかちで柱が細くて頼りなく見えますが、レールだけに強度はしっかりしているのでしょう。
次は中加積。モルタル平屋根という今までとはうって変わった外観。
しかし個人的には、こういう感じの建物にはかなりときめいたりする訳ですが。
家を建てるならこういう感じのデザイン、材質で作りたいなあ、と。
角丸の太切り抜き文字の駅名表示が、よりいっそう情感を増しています。
待合室は窓が大きく取られているので、かなり明るい印象です。
元々は木造のベンチだけだったのでしょうが、後から閉鎖された荷物扱所のカウンター前とその対面に、樹脂製の椅子が置かれています。
見返して反対側の改札方向。
こちらも無人駅になってしまったので、おなじみの板塞ぎ&掲示板化されています。荷物扱所の文字が残っていますが、こんな小駅で扱所を設けるほど小荷物輸送が盛んだったのでしょうか。
今の姿からは想像ができません。
「荷物扱所」をアップで。
この駅にもイラストが飾られています。
二駅しか紹介していませんが、明日の寺田駅は写真が多くなりそうなので今日はここまで。
つづく。