諏訪大社へちょっとお参りに行ったので、帰りに前々から気になっていたガソリン機関車を見てきました。
場所は諏訪湖から天竜川が流れ出す釜口水門のほとり、湖畔公園です。うなぎ屋が数軒並ぶ通り沿いの駐車場に車をとめて水門を渡ります。
場所はここ。
不覚にも釜口水門本体の写真を撮り忘れたので、そこから見えるボウストリングトラスの釜口橋を。
奥は長野自動車道の岡谷高架橋。走っているとあまり気にならないけど、下から見るといつ見ても高く感じる。
水門を渡るとすぐ前方に見えるのがこれ。小さな機関車です。
屋根付きで大切に保管されています。
説明看板によると、この機関車は旧釜口水門建設時の資材運搬用トロッコに用いられた機関車らしいです。
大正13年製と意外と古い。しかもディーゼルじゃなくてガソリンエンジン。
台車には大きく ” PLYMOUTH M.F.D THE FATE-ROOT-HEATH CO. PLYMOUTH. OHIO. U.S.A. CLI ” の陽刻が。
“PLYMOUTH” ってなんだろうと思ってググってみたら、Wikipediaに載ってました。ヘイト・ルート・ヒース社として合併する前の社名・ブランドのようですね。
Plymouth Locomotive Works – Wikipedia
機関室内はきわめてシンプルな造りのようで、エンジンからベルトとチェーンで駆動する感じ。
手前の二つのレバーで変速とか前後進とか操作していたと思うんですがメカによわいのでよく分からない(涙)
【追記:2012/07/29】
駆動方式について、フリクションドライブとのご指摘を頂きました。画像中央の円盤と右側のプーリーの接触した摩擦で軸を回転させる機構で、プーリーを円盤の中心近くで接触させるか外縁近くで接触させるかで速度が変わる機構のようです。
最後に正面から。
ラジエーターが働く機関車の顔を引き立てています。
こういう機関車も本格的に調べ始めたら泥沼に陥りそうなので、深く追求しないようにしておきます…。