台の手掘隧道 – 鎌倉隧道めぐり

JR横須賀線下り線ホームに沿った道を北鎌倉駅脇の小隧道好々洞を越えて更に進み、それまで横須賀線と並行していた道路が急にぷいと直角に離れていった先にある隧道です。

鎌倉市が選定した「かまくら景観百選」にも選ばれています。

>> かまくら景観百選34 素掘りのトンネル

隧道へ至る掘割に並行する民家への私道も、石畳で味わいがありますね。

夏場でも木陰に入ると涼しいです。両側を岩壁に挟まれた光景がなんともいえません。
左側の壁面がコンクリートになっているのが少々惜しいですが…。

内部は手堀隧道らしく鑿跡も見られます。地層がそのまま観察できるのも巻立てられていない素掘り隧道ならでは。

反対側の坑口は周囲が金網で養生されており、シダが密集して若干ワイルドな雰囲気。
すこし立ち止まって観察している間にも、徒歩、自転車、バイクと実に多くの人が利用しており、重要な交通路としての役割を担っていることが窺えます。

場所はこちら。


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