秋田新幹線こまちの疾走するJR東日本田沢湖線。田沢湖や乳頭温泉郷への玄関口である田沢湖駅の秋田方面の隣駅が、刺巻駅です。
訪問したのは2013年8月10日。前日9日には一帯を豪雨が襲い、土石流災害や国道46号はじめ各路線の通行止めなど甚大な被害が発生しました。
訪問当日は前日の豪雨が嘘のような晴天でしたが、田沢湖線も運休が続いており、刺巻駅にも列車が往来することはありませんでした。
駅舎はログハウス風の造りで、まだそんなに古くはない様子。調べて見たら1997(平成9)年3月の完成だそうです。
待合室はもっとくたびれた感じ。
そして本題の駅便所。
ログハウス風駅舎に向かって右手の少し離れたところに建てられています。
入口の欄間部分はカラフルな彩色。窓は両側に回転窓が開けられています。
内部は朝顔形小便器が二基と和式便器の個室がひとつ。そして手洗い場という構成。
個室はおつりが飛んでいたのでちょっと画像修正してあります。すみません…。
ボックスティッシュは切れていたので要注意(笑)
裏手には汲み取り口と臭突。
駅構内なので、てっきり国鉄→JRの施設かと思いましたが、建物財産票ではなく「貸付財産票」が掲示されていました。
使用者名が「仙北市」なので、市有あるいはそれに順ずる設備ということなのでしょうか。
コンクリート造ではありますが、木造建築とはまた異なる年数を経た味わいというか趣きを感じたのでした。
場所はこちら。