折橋墜道(折橋隧道)
中山道三十七番目の宿場町である福島から開田、高根を経て高山へと至る道筋は、古くから飛騨街道と呼ばれ、利用されてきました。 福島から開田への道程は、福島宿の北側に位置する黒川に沿って北上し、途中の渡合から支流の西洞川沿いへ…
続きを読む →中山道三十七番目の宿場町である福島から開田、高根を経て高山へと至る道筋は、古くから飛騨街道と呼ばれ、利用されてきました。 福島から開田への道程は、福島宿の北側に位置する黒川に沿って北上し、途中の渡合から支流の西洞川沿いへ…
続きを読む →長野県下諏訪町は、諏訪大社下社が鎮座する門前町です。 中山道と甲州街道が合流し、温泉が豊富に湧出する宿場町としても古くから栄えてきました。 そんな下諏訪町の現在のメインストリートである大社通り。 諏訪大社下社秋宮の参道と…
続きを読む →諏訪湖を源流とし、広大な河岸段丘を形成しながら伊那谷を下り、その後長野・静岡・愛知の各県が境を接する山岳地帯を抜けて遠州灘へと流れる天竜川。 その天竜川のなかでも急峻な地形を形成する地帯に位置する浜松市天竜区に、ひっそり…
続きを読む →国道8号を走っていると、敦賀と杉津の間でロックシェッドの隙間からちらりと隧道が見えるのがいつも気になっていました。 阿曽隧道。明治9年に、当時の敦賀県により東浦道と呼ばれる敦賀と福井を結ぶ道として計画され、当初は人道とし…
続きを読む →前回ご紹介した「島古隧道」から、国道418号をほんの数分南下すると、快適な二車線で遠山川を渡る橋の傍らに、二連のコンクリートアーチ橋が見えてきます。 これが月之島橋です。 現道と橋との間にはずいぶんと高低差があります。 …
続きを読む →長野県飯田市南信濃、かつての下伊那郡南信濃村周辺の「遠山郷」は、周囲を急峻な山に囲まれた地域です。 他の地域への交通は最近でこそ整備が進んでいるものの、かつては険しい谷沿いに続く細い道のみで、ほんの十数年くらい前には、飯…
続きを読む →長野県道22号松川大鹿線は、天竜川に沿って走る県道18号伊那生田飯田線を松川から別れ、小渋湖の最奥部で県道59号松川インター大鹿線と合流して大鹿村鹿塩の国道152号に至る、延長16kmほどの県道です。 「松川大鹿線」と名…
続きを読む →長野県道18号の喬木村内を走行していると、橋の袂に「阿島の大藤」と書かれた看板が目に入ってきます。 「阿島の大藤」は川沿いにある安養寺というお寺の境内に広がる昭和初期に造営された藤棚で、十数本の藤の木が植えられており、も…
続きを読む →栃木県宇都宮市周辺は、住宅、倉庫、外壁などに用いられる大谷石の産地です。 街中を歩いていても、大谷石を用いた壁はもちろん土蔵ならぬ石蔵を非常に多く見ることができ、古くから建材として幅広く用いられていたことが窺えます。 「…
続きを読む →木曽福島の街中、土木学会選奨土木遺産に選ばれている大手橋から1.5kmほど下流に、もう一橋コンクリートローゼ橋が掛けられています。 これが広胖(こうはん)橋です。 江戸時代に、大手橋のある代官屋敷から程近い長福寺の住職高…
続きを読む →