県道128号、大矢交差点の北東側に見える火の見櫓。厳密に言うと老人介護施設が入所する方に郷愁を味わってもらう為に建造したということなので、消防施設としての火の見櫓の定義からは外れるが、形状的には要件を満たしており非常時にはサイレン等を持ち込めば実際に稼動させることも可能なため火の見櫓としてご紹介する。
近年の建造ながら、リング状のバックルを用いた斜材を採用するなどデザイン的にも古い世代の櫓をかなり意識している。
反りのついた四角屋根には、頂部に施設の名前にちなんでめだか形の風向計と蕨手が設けられている。見張台の欄干はシンプルな格子状。
脚は四本で主材、水平材とも等辺山形鋼製で、斜材含め各部材の締結にはボルトが用いられている。梯子は一段で桁外設置。
(2015年7月訪問)
屋根 | □型 |
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半鐘 | なし |
見張台 | □型 |
脚 | □型 |