火の見櫓図鑑

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野寄の火の見

火の見櫓

屋根 △型
半鐘 なし
見張台 ○型
△型

 岩倉市西南部、野寄町の集落内に建つ櫓。反りのついた三角屋根には、先端が三つ叉になった避雷針と風向計が設けられている。軒下には四方へ向けてスピーカーが設置されている。
見張台は円形で、欄干は下方の爪先にあたる部分が半円状に外側へ張り出したデザイン。
脚は三本で、主材、水平材は等辺山形鋼、斜材は丸鋼をリング状のバックルで締結したもので、補強のため水平方向にも丸鋼が渡されている。梯子は一段で桁内設置。
基部は通りに面した出入口部分のみΛ型の斜材が設けられており、斜め方向、水平方向に補剛が入れられている。
出入口部分には「製作者 江南市布袋町乾町 鈴木製作所 電二○八番」と書かれた製造銘板があり、水平材と斜材の接合部分右手には、何か銘板を剥がしたような跡がある。

全景 見張台 屋根 見張台高欄 脚部 基部 製造銘板 銘板跡

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