上小田井の火の見
屋根 | □型 |
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半鐘 | あり |
見張台 | □型 |
脚 | □型 |
庄内川の堤防に立つ櫓。反りのついた四角屋根で、頂部には避雷針と風向計を備えている。蕨手などの装飾は見られない。半鐘は屋根裏中心部に吊るされている。
見張台は角にRのついた四角形で、高欄は手摺と下部外縁が等辺山形鋼製、水平材と垂直材が平鋼製。垂直材の下側は半円状に外側に突き出した形状となっている。
脚は四本で、主材、水平材が等辺山形鋼製、斜材が丸鋼をリング状のバックルで締結したもの。各部の接合はプレートにより、主材とはリベットで、水平材とは六角ボルトで、斜材とは六角ナットでそれぞれ締結されている。
梯子は二段で、上下段ともに桁内設置。中間の踊り場は足場のみの簡易なもの。櫓本体は水色で、梯子だけが黄色く塗られている。
基部は梯子出入口部分がアーチ状に造作されている。基礎には「昭和三(五?)年七月 寄贈者 朝比奈長次郎」と記された礎石がある。
※2021年12月21日に撤去済みです。