岡崎市岩津消防団第六部車庫警備室
屋根 | 〇型 |
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半鐘 | なし |
見張台 | 半円型 |
脚 | △型 |
新東名高速道路が県道338号(通称「大給の里道」)を跨ぐ地点の南側、県道沿いにある公園の北端にある消防団詰所の裏手に建つ櫓。屋根は小ぶりな円錐形で、頂部には方位標が設置されている他、屋根の傍らには八木アンテナが取り付けられている。
見張台は半円形で、手摺、垂直材が丸鋼製、水平材が平鋼製、下部外縁が等辺山形鋼製。床版は平鋼を簀の子状に並べたもの。主材上部にはコの字型の梁が渡され、両端にホース昇降用の滑車が吊るされている。
脚は三本で、主材、水平材が等辺山形鋼製、斜材は丸鋼をリング状のバックルで締結した形態。三面のうち一面は梯子を兼用しており、斜材が無い代わりに足場となる水平材が他の面より密に設けられている。各部の接合はプレートを用いており、主材とはリベットで、水平材は六角ボルトで締結されており、斜材はプレートを穿孔し、丸鋼を外側から内側へ向けて折り込む形態。中間に二か所、ホースが風で暴れるのを防ぐためのU字型の抑え金具が設置されている。
前述の通り梯子は水平材が兼用している。基部はベースプレートを用いて櫓本体と基礎を結合している。
(2019年8月訪問)