設楽町消防団名倉分団格納庫
屋根 | □型 |
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半鐘 | なし |
見張台 | □型 |
脚 | □型 |
国道257号沿い、名倉地区の南部にある集会所に隣接する消防団詰所裏手に建つ櫓。屋根は反りのついた四角形だが、屋根板がなく骨格が露出している。頂部には避雷針と風向計を備える。半鐘はみられない。
見張台は屋根同様四角形で、高欄は手摺部・外縁部・垂直材が等辺山形鋼製、水平材と垂直材の補剛が平鋼製。水平材と垂直材補剛の交点部はリング状の装飾が施されている。床面は平鋼を簀状に並べている。
脚は四本で、主材、水平材が等辺山形鋼、斜材が平鋼製で、各部の接合は全てリベットによる。一節おきに水平方向にも四隅に補助材が渡されている。
梯子は一段で桁内設置。基部は梯子出入口部分はアーチ状の補剛が入れられており、その上にはアーチの円弧に合わせ、「設楽町消防団 北部第六分団 昭和三十四年六月吉日竣工」と記された扇形の製造銘板が扁額のように掲げられている。
消防信号表は車庫内に掲示されており、通常はシャッターが下ろされているため見ることができない。
(2018年8月訪問)