火の見櫓図鑑

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豊田市消防団第四分団第四部

火の見櫓

屋根 なし
半鐘 あり
見張台 □型
△型

 新東名高速道路 岡崎サービスエリアと豊田東ジャンクションのほぼ中間地点の下、矢作川の支流巴川の更に支流で、加茂郡(豊田市)と額田郡(岡崎市)の境界となる郡界川の右岸、県道341号沿いに建つ櫓。屋根はなく、代わりに高欄四隅から平鋼をねじってアーチ状に造作した複雑な形状のスターに半鐘が吊るされている。ステーにはカール状の装飾が施されているほか、頂部には避雷針と風向計、方位標が設置されている。
 見張台は四角形で、高欄は手摺、外縁が等辺山形鋼製、垂直材が平鋼製で、外縁と垂直材の間には、リング状のバックルで締結された斜材が入れられている。
脚は三本で、主材は等辺山形鋼製、水平材は平鋼製、斜材は丸鋼をリング状のバックルで締結したもの。各部の接合は、水平材は主材に直接リベットで、斜材は主材に穿孔して斜材を折り込んでいる。三面のうち一面は梯子を兼用しているため、斜材はなく平鋼製の水平材が他の面に比べ密に渡されている。
基部は等辺山形鋼製のアンカーに櫓本体を六角ボルトで結合している。

(2019年8月訪問)

全景 見張台 半鐘 見張台高欄 脚部 基部

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