火の見櫓図鑑

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大館市消防団第七分団

火の見櫓

 JR東日本 奥羽本線大館駅から、旧同和鉱業小坂鉄道に沿うように東へ進み大館樹海ドームに至る市道の道すがら、代野地区に建つ櫓。屋根は浅い反りと照りのついた六角形で、頂部には渦巻状の装飾が施され、先端がダイヤ形に細工された避雷針が設けられている他、隅棟には蕨手が取り付けられている。
見張台はほぼ円形に近いがよく見ると角のある十二角形。高欄は手摺部と垂直材は等辺山形鋼、水平材は平鋼製。手摺部分には、ホース干し用のL字フックが四つ設置されている。
脚は三本で、主材と水平材は等辺山形鋼製、斜材は丸鋼をリング状のバックルで締結したもの。各部の接合はプレートを用いており、主材はリベット、水平材はボルト、斜材はプレートを穿孔し、丸鋼を外側から穴を通して内側へ折り込んでおり、全て接合方式が異なる。
梯子は一段で桁外設置。基礎は逆T字型となっており、コンクリートが大きく顔を出している。

(2017年8月訪問)

屋根 6角型
半鐘 なし
見張台 12角型
△型

全景 見張台 屋根 見張台高欄 脚部 基部

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