五戸町五戸代官所跡の南東部の市道沿いに立つ望楼建築の火の見櫓。1879(明治12)年に組織された私設消防組の屯所として建造されたが、1913(大正2)年に火災で消失。1922(大正11)年に再建し、1940(昭和15)年に消防自動車を格納するため一階部分を増築したもの。2003(平成15)年に青森県重宝に指定されている。(出典:青森県庁ウェブサイト)
望楼部分はむくりのついたドーム状になっており、頂部にはフィニアルが設けられている。望楼下部にはドーマ(採光窓)が設けられている。
二階部分には半円状の装飾が施され、外見上の大きなアクセントとなっている。破風の部分には、頂部よりもより細かい造作がなされたフィニアルが設けられている。
一階部分は後に増設され二階部分より通りに張り出しており、四連の木戸で開口が広く取られている。
(2019年8月訪問)
屋根 | □型 |
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半鐘 | 不明 |
見張台 | 望楼型 |
脚 | - |