金木町中心部のやや南、清久溜池の北側の県道36号沿いにある消防団詰所の裏手に建つ、やや高めの櫓。見張台は円形で屋根はない。高欄は手摺、垂直材、下部外縁ともに等辺山形鋼製。床面は木造。
脚は四本で、主材、水平材は等辺山形鋼製、斜材は丸鋼製で、X字状に組んだ交差部をリング式の張力調整装置で結合している。各節の接合はプレートにより、主材、水平材、斜材共に六角ボルトによる締結。ボルトの頭が桁内、ナット側が桁外を向いている。
梯子は三段で桁内設置。中間に張り出しのない踊り場が二箇所設けられている。踊り場の高欄は手摺、垂直材ともに等辺山形鋼製で、手摺と垂直材はボルトで留められている。踊り場の床面も木造。
基部はかなり広さがあり、Λ型の斜材から脚部の水平方向と上部プレートに向けて補剛が入れられている。
(2018年8月訪問)
屋根 | なし |
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半鐘 | なし |
見張台 | ○型 |
脚 | □型 |