火の見櫓図鑑

Home > 火の見櫓図鑑 > 青森 > 弘前市 > 弘前市消防団西分団第三分団

Facebook Twitter LINE Pin it

弘前市消防団西分団第三分団

火の見櫓

 弘前城の西方、県道3号の新町の信号交差点を南下してすぐ東側の路地を入ったところに建つ櫓。屋根は反りのついた深めの六角形で、頂部には先端が菱型で唐草状の装飾が施された避雷針が設けられている。半鐘は中心からやや通り側にオフセットして設置されており、柱の部分には打鐘用の撞木が吊るされている。
 見張台は円形で、高欄は手摺部が鋼管、垂直材が丸鋼、水平材が平鋼製で、手摺部には二箇所、L字型に鋼管を曲げて造られたホース干し竿が張り出しており、両方にホース昇降用の滑車が取り付けられている。
脚は三本で主材、水平材は等辺山形鋼製、斜材は丸鋼をリング状のバックルで締結したタイプ。各部はプレートで接合されており、接合にはボルトが用いられている。
梯子は二段で桁内設置。踊り場は張り出しのないタイプで、高欄部は見張台と同じ材質を用いている。
基部はΛ型の斜材が設けられ、主材に向けて水平、斜め方向に補鋼が渡されている。

(2016年8月訪問)

屋根 6角型
半鐘 あり
見張台 ○型
△型

全景 見張台 屋根 見張台高欄 踊り場 基礎

ストリートビュー


Prev | 目次 | PageTop | Next