国道102号と県道13号の交差点南西、中川地区の中心部に建つ櫓。見張台は六角形で屋根は無く、中心部に半鐘が吊るされている他、三方向へ向けてスピーカーが設置されている。見張台の高欄は手摺部分と下縁が等辺山形鋼、垂直材が丸鋼、水平材が平鋼製。
脚は三本で、主材、水平材が等辺山形鋼製、斜材は丸鋼をリング状のバックルで締結したタイプ。各節の接合はプレートにより、主材は丸頭、水平材は六角頭のボルトで締結されており、斜材はプレートに穿孔し、その孔に挿入して内側へ折り込んでいる。道路側の面の斜材交差部分には、「火」「の」「用」「心」と書かれた四角形の鉄板を45度回転させてダイヤ形にした板が取り付けられている。
梯子は二段で、上下段ともに桁内設置。中間には張り出しのない踊り場が設けらており、丸鋼製の簡易な高欄が設けられているほか、踊り場にも半鐘が吊るされている。
基部はΛ型の斜材が組まれており、斜材から水平方向と一節目の接合部、斜め45度上方向に補剛が入れられている。
(2017年8月訪問)
屋根 | なし |
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半鐘 | あり |
見張台 | 6角型 |
脚 | △型 |