国道338号沿い、佐井村の中心部佐井地区から南へ下った矢越地区を見渡す高台に建つ火の見梯子。海沿いの崖上に設置されているため、塩害を防ぐためか木造となっている。
梯子は主材が丸太で梯子の足場は平板を柱に打ち付けたもの。半鐘は最上部の梁が張り出した部分に吊るされており、半鐘には小屋根が掛けられている。
半鐘下部には三角形の足場があり、梯子とは独立した木柱で支えられている。訪問時は藪が激しく基部の状況について詳細に確認ができなかったが、近接する磯谷地区の火の見梯子と類似した構造であることから、この櫓も土中に埋められた木柱を粗いコンクリートで固めたものと想定される。
※既に撤去済みです。
(2018年8月訪問)
屋根 | なし |
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半鐘 | あり |
見張台 | △型 |
脚 | 梯子型 |