火の見櫓図鑑

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福島市消防団第十九分団第一部ポンプ置場

火の見櫓

 国道115号から一本外れた旧道沿い、大波地区に建つ櫓。屋根は深めの六角形で、頂部には先端が四叉に割れた避雷針と風向計、唐草状の屋根飾りが設けられている。軒に蕨手は見られない。
 屋根と同様六角形の見張台は、手摺と下枠が等辺山形鋼、欄干が丸鋼製。脚は三本で主材、水平材が等辺山形鋼、斜材が丸鋼をリング状のバックルで締結したスタイルとなっている。
梯子は二段で、上段が横桁に並行して桁外に設置され、下段が桁内に設置されており、中間に設けられた片側にのみ張り出した踊り場部分で梯子は屈曲した状態になっている。
基部の斜材はハの字形で、くの字状に補剛が入れられている。福島市内の櫓ではよく見られる「関係者以外の人は上ってはいけません 福島市消防団」の琺瑯看板と塗装年次の表記がある。

(2015年5月訪問)

屋根 6角型
半鐘 なし
見張台 6角型
△型

全景 見張台 屋根 見張台高欄 踊り場 基部 縞鋼板プレート

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