常磐自動車道 いわき湯本インターチェンジから県道14号を西へ1.5kmほど進んだ先の、旧道とバイパスの分岐地点にたつ櫓。屋根は平板な円形で、主材のコンクリート柱の部分には円形に穴があけられて主材を避けるような造りになっており、屋根自体は取付バンドに溶接された丸鋼製のステーで支えられている。半鐘は設けられていない。
見張台は四角形に張り出し部分を追加した五角形で、張り出した部分の床面にはサイレンが設置されている。高欄は、手摺と下部外縁が等辺山形鋼製、垂直材が鋼管製と思われる。手摺部にはホース干し用のフックが放射状に設置されている。床版は、丸鋼を並べたもののように見られるが、もしかすると滑り止めのために異形棒鋼を用いているかもしれないが、現場では判別できなかった。
脚は一本で、電柱に使用されるものと同様のコンクリート柱製。梯子は一段で、安全を確保するためかやや緩めの勾配となっており、取付バンドから伸びる平鋼製の支柱によって支えられている。
(2019年8月訪問)
屋根 | ○型 |
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半鐘 | なし |
見張台 | 5角型 |
脚 | 柱型 |