国道4号奥州街道沿いに建つ櫓。やや高さが低めの櫓だが、八角屋根には避雷針と風向計、屋根飾り、蕨手を有し、屋根下の欄間部分にもアーチ状の装飾が見られる。
見張台は八角形でレースのような細やかな装飾かみられる。梯子は三段で上二段が桁内設置、下一段が桁外設置となっており、それぞれに踊場が設けられている。
上段の踊り場は桁から小さく張り出したもので、見張台同様に欄干に細かな装飾が施されている。下段の踊り場は梯子の出入り部分がアーチ状に造形されてがあり、その周囲を唐草状の装飾が覆っている。
梯子の出入り口真上には「昭和三十六年 林鉄工所 栃木縣大田原市」の製造銘板が掲示されている。
隣接する消防詰所の壁面には消防・水防信号を併記した信号表がある。
※既に撤去済みです。
(2014年4月訪問)
屋根 | 8角型 |
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半鐘 | なし |
見張台 | 8角型 |
脚 | □型 |