県道134号沿い、旧名古屋鉄道竹鼻線 八神駅跡の敷地内に建つ櫓。屋根は反りのついた四角形で、頂部には避雷針と風向計が備えられており、避雷針の付け根部分にはカール状の装飾が施されている他、隅棟には蕨手が設けられている。なお、風向計は前半分、鏃部分が欠落してしまっている。半鐘は設けられていない。
見張台は四角形で、高欄は手摺部と下部外縁が等辺山形鋼製、水平材と垂直材が平鋼製。垂直材の下部は外側へ向けて半円状に張り出している。床板は平鋼を簀の子状に並べている。
脚は四本で、主材、水平材が等辺山鋼製、斜材は丸鋼をリング状のバックルで締結したもの。各部の接合はプレート用いず主材に直結しており、水平材、斜材共にリベットで締結されている。
梯子は一段で桁内設置基部は梯子の出入り部分のみ鋼管がゲート状に垂直に設けられており、主材との間は同じく丸鋼を用いた斜材がくの字、逆くの字状に配されている。最下部には水平材が設けられている。また、基礎は二段構造になっており、主材はコンクリート基礎に直接埋設されている。
(2020年4月訪問)
屋根 | □型 |
---|---|
半鐘 | なし |
見張台 | □型 |
脚 | □>型 |