県道381号沿い、柿下公民館の裏手に建つ櫓。背が低く周辺に樹木が多いため、道路からは注意していないの見逃してしまう。屋根は六角形で、頂部にはかつて避雷針が取り付けられていた痕跡のような突起がある他、隅棟には一部欠損しているが蕨手が備えられている。半鐘は屋根裏中心部に吊るされている。
見張台は六角形で、高欄は手摺と外縁部が等辺山形鋼製、垂直材が平鋼製。床版は平鋼を簀の子状に並べている。
脚は三本で、主材、水平材が等辺山形鋼、斜材が平鋼製。各部の接合はプレートを使用せず、主材にリベットで直結されている。またX字状に組まれた斜材の交点部分もリベット留めとなっている。
梯子は一段で桁外設置。基部は梯子のある面に水平材が渡されいてる以外に斜材等の補強がなく、主材間は素通しとなっている。
(2019年10月訪問)
屋根 | 6角型 |
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半鐘 | あり |
見張台 | 6角型 |
脚 | △型 |