旧加子母村内の国道256号沿い、加子母白山神社の近隣に建つ櫓。屋根は反りのついた三角形で、頂部には先端がダイヤ形になっている避雷針と風向計、蕨手が設けられている。半鐘は屋根裏中心部に吊るされている。
見張台は各辺の角を切り落とした三角形で、高欄は手摺部と下部外縁、各角の垂直材が等辺山形鋼製、中間の垂直材と水平材は平鋼製。梯子の出入口部分には、外側に半円状に張り出した転落防止用の柵が設けられている。梯子出入口の両脇には、ホース昇降用の滑車を吊るす逆L字型の柱が設けられている。
脚は三本で、主材、水平材が等辺山形鋼製、斜材は丸鋼をリング状のバックルで締結したもの。各節の接合にはプレートは用いられておらず、水平材、斜材ともに主材にボルトで直接結合されている。梯子は一段で桁外設置。基部の斜材の、他の節同様に丸鋼が用いられている。
(2018年5月訪問)
屋根 | △型 |
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半鐘 | あり |
見張台 | △型 |
脚 | △型 |