手取川扇状地の扇の要にあたる場所に位置する、鶴来の街中に建つ櫓。見張台は円形で屋根は無く、半鐘を吊るすための支柱が建てられている。高欄は手摺部、垂直材ともに鋼管製。下部外縁にはホース干し用のL字フックが張り出している。
脚は三本で、主材、水平材が等辺山形鋼製、斜材が平鋼をX字状に組んだもので、交点は接合されていない。各部の接合はプレートにより、主材はリベットで、水平材と斜材は六角ボルトで締結されている。
梯子は一段で桁外設置。基部は基礎に一節の半分近くが埋設されている。
(2018年10月訪問)