金沢市街南部、県道114号倉谷土清水線沿い、末町地区に建つ櫓。見張台は円形で屋根はなく、半鐘が逆U字型の支柱につるされている。支柱の頂部には、避雷針と屋根飾りが設けられている。
見張台は円形で、高欄は手摺、水平材、垂直材のいずれも平鋼製。手摺部分には放射状にホース昇降用の滑車が吊るされている。床版は平鋼を簀の子状に並べた形態。
脚は四本で、主材、水平材が等辺山形鋼製、斜材が丸鋼をリング式のバックルで締結したもの。各部の接合にはプレートを用いており、主材とはリベットで、水平材、斜材とはボルトで締結されている。
梯子は二段で、上下段ともに桁内設置。中間には張り出しのない踊り場があり、丸鋼製の高欄が設けられている。
(2022年5月訪問)
屋根 | なし |
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半鐘 | あり |
見張台 | ○型 |
脚 | □型 |