火の見櫓図鑑

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増子内農村振興会館

火の見櫓

 軽米町を東西に横切る国道395号を軽米町中心部から東へ進んだ先、増子内地区で市道を一本東へ入った先にある旧増子内小学校校庭に立つ櫓。比較的高所に位置することからか、櫓自体はあまり背が高くない。
屋根は四角形で頂部には避雷針というにはやや短い錐状の装飾が施されている。屋根は軒近くで中折れして傾斜が緩くなっている。
見張台は円形で、高欄は手摺部が平鋼、梯子出入口の垂直材が鋼管、その他の垂直材と斜材は丸鋼製。高欄には消防信号表が掲示されている。
脚ぱ四本で、主材、水平材は等辺山形鋼製、斜材は対面する二面が丸鋼をリング式のバックルで締結したもので、残り二面は等辺山形鋼をX字状に組み、交差部を円形のプレートでリベット締結したもの。各節の接合はプレートにより、主材、水平材とはリベット締結、斜材は等辺山形鋼のものはリベット締結だかず、丸鋼のものはプレートにフックを溶着し、そこに曲げを加えた斜材丸鋼端部を引っ掛ける方式を採っている。
梯子は一段で桁外設置。基部はハの字型に方杖が入れられている。

(2019年8月訪問)

屋根 □型
半鐘 あり
見張台 ○型
□型

全景 見張台 屋根 見張台高欄 脚部 接合部 基部 消防信号表

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