火の見櫓図鑑

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宮古市消防団第三十九分団

火の見櫓

 国道340号沿いの和井内地区北側、国道から少し奥へ入った和井内林業会館と消防コミュニティセンターの敷地内に建つ櫓。四角形の見張台屋根はなく、中心部には脚部から延長された四角錐状の台があり、頂部に円盤状の板が載っている。以前はこの円形の台の上にサイレンが載っていたのではないかと推察する。
見張台の高欄は手摺部が鋼管製で、外周にホース干し用の竿が手摺同様外周を取り巻いている。垂直材は丸鋼製。
脚は四本で主材、水平材、斜材ともに等辺山形鋼製。水平材は何故か不等間隔に設けられている。斜材はX字状に組まれており、の交点結合は水平材のある部分ではプレートによる固定、斜材のみの交差部はボルト留めとなっている。集落方向に面した二面には、「火の用心」と赤字に塗られた切り抜き文字が掲げられている。
梯子は一段で桁外設置。全体を転落防止用の柵に覆われている。

(2015年8月訪問)

屋根 □型
半鐘 なし
見張台 □型
□型

全景 見張台 脚部(火の用心) 基礎

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