火の見櫓図鑑

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宮古消防署新里分署

火の見櫓

 国道340号沿い、JR東日本山田線 茂市駅北東部、旧新里村中心部にあたる宮古市役所新里総合事務所に隣接する、宮古消防署新里分署の敷地内に建つ櫓。
屋根のない四角形の見張台は中心部に脚部から延長された柱が設けられており、頂点部分には円盤状の板があることから、サイレンがかつて設置されていたか準備工事がさなれた跡と推測される。
見張台の高欄は手摺部分が鋼管製、垂直材が丸鋼製で、手摺部の外縁にはホース干し用の竿が取り付けられているが、併設してホース干し用の塔が設けられている。塔の上部は平妻屋根の妻面のように三角形に造形されており、中心に消防マークがあしらわれているのが特徴的。
脚は四本で主材、水平材、斜材ともに等辺山形鋼製。斜材はくの字、逆くの字を組み合わせたジグザク形状。
梯子は一段で桁外設置。上半部には転落防止用の柵が梯子を覆うように設けられている。

※既に撤去済みです。

(2015年8月訪問)

屋根 □型
半鐘 なし
見張台 □型
□型

全景 見張台 脚部 基部

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