火の見櫓図鑑

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横浜市栄消防団第一分団第二班

火の見櫓

県道203号がJR東日本 根岸線と交差する箇所のやや北側、県道から一本市道に入った先の三嶋神社に隣接する飯島町内会館の敷地内に建つ櫓。町内会館自体が周囲よりやや高い位置にあるためか、櫓本体は背が低い造りとなっている。屋根は四角形で、主材の頂部が四角錐状になった上に載せられている。屋根板は波板製で、頂点が立方体のようになっているが、それ以外には装飾的な要素は見られない。半鐘は屋根裏中心部、主材が形成する四角錐の内部に吊るされている。
 見張台は八角形で、手摺と下部外縁が等辺山形鋼製、垂直材が平鋼製。スピーカーが二方向へ向けて設けられている他、ホース干し用の器具が設置されている。
脚は四本で、主材、水平材、斜材ともに等辺山形鋼製。各部の接合にはプレートを使用しており、いずれも六角ボルトで締結されている。斜材はX字状に組まれているが、交点部分は結合していない。
梯子は一段で桁外設置。基部は柵で囲われている。基礎は傾斜地にあることからかなり高く造られている。

(2019年11月訪問)

屋根 □型
半鐘 あり
見張台 8角型
□型

全景 見張台 屋根 見張台高欄 脚部 基部(山側) 基部(下側)

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