火の見櫓図鑑

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本砂金の火の見

火の見櫓

屋根 なし
半鐘 なし
見張台 □型
□型

 国道48号作並街道から国道457号へ進み、秋保の街を越えて更に南下した先にある本砂金(もといさご)地区の国道沿いに建つ櫓。屋根は反りのついた三角形で、頂部には先端にダイヤ型の造形を施し四つ叉になっている避雷針が設けられている。半鐘は屋根中心直下ではなく、軒先に吊るされている。
見張台は梯子出入口部分のみ切りか欠かれた半円形で、高欄は手摺部分が等辺山形鋼製、垂直材が丸鋼製。手摺の外周には鋼管製のホース干し竿が上下二段設けられており、下段の竿にはL字フックが、上段の竿にはSカンが取り付けられている。
脚は三本で、主材と水平材は等辺山形鋼製、斜材は丸鋼をリング状のバックルで締結したタイプ。各節の接合はプレートにより、主材、水平材は溶接で、斜材はプレートを穿孔し、斜材の丸鋼をプレートの穴へ外から内へ挿入して折り込んだもの。
梯子は一段で桁内設置。ほぼ全体に渡って円形の転落防止柵が巡らされている。基部はΛ型の斜材が設けられており、更に各脚を円形に繋ぐようにして、鋼管製のホース口受け用の竿を兼用しているとみられる鋼管製の補鋼が入れられている。

(2017年5月訪問)

全景 見張台 屋根 踊り場中段 脚部 基部

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