火の見櫓図鑑

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名取市消防団館腰分団第四部小型動力ポンプ積載車車庫

火の見櫓

屋根 なし
半鐘 あり
見張台 〇型
△型

 仙台東部道路 仙台空港インターチェンジの南西、仙台東部道路と国道4号に挟まれた本郷地区に建つ櫓。見張台に屋根はなく、半鐘は片手持ちのステーに吊るされている。
 見張台は円形で、高欄は手摺部が等辺山形鋼、垂直材が丸鋼製。手摺よりかなり高い位置の外縁には鋼管製のホース干し竿が取りまわされており、見張台下部から斜め上方に向けて立ち上げられた鋼管製の柱に支えられている。また、ホース昇降用の滑車は竿に6台も設置されており、一度に多数のホースを干すことができるようだ。
脚は三本で、主材、水平材が等辺山形鋼、斜材は丸鋼をリング式のバックルで締結したもの。各節はやや短めで密になっている。それぞれの節の接合はプレートを用いており、主材とはリベットで、水平材、斜材とは六角ボルトで締結されている。
梯子は一段で桁外設置。基部はΛ型に斜材が入れられている。

(2019年8月訪問)

全景 見張台 脚部 基部

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