火の見櫓図鑑
谷を入り込んだ集落の一番奥手に立つ櫓。きわめて背が低く、高さ的には火の見梯子とあまり変わらないようだが、屋根・見張台・梯子など櫓としての構成要素を全て備えている。 通常屋根の形状は脚の数かその倍数角となるのが一般的だが、珍しく三本脚に四角屋根という組み合わせ。避雷針と屋根飾りを備えるが、蕨手は取り付けられていない。 基礎は逆T字形で地表面から持ち上げられている。見張台には朽ちた消防信号表が置かれていた。
(2012年1月訪問)
←Prev | 目次 | PageTop | Next→