国道254号沿い、穴沢集落にある公民館の裏手に建つ櫓。四角屋根は頂部にくの字型の装飾を持つ避雷針と四隅に蕨手が設けられている。見張台は円形で消防信号表が掲示されており、手摺と垂直材は丸鋼製、補剛と装飾を兼ねて手摺の少し下に平鋼の水平材が巻かれている。
脚は四本で主材、水平材は等辺山形鋼製、斜材は上四節が水平材をX字状に交差させたもの、下一節のみが丸鋼をリング状のバックルで締結したタイプとなっている。
梯子は一段で桁内設置。基部の斜材はアーチ状になっており、斜めに補剛が入れられている。
基礎は脚部がやや張り出した逆T字に近い形状となっている。
（2015年4月訪問）
| 屋根 | □型 |
|---|---|
| 半鐘 | あり |
| 見張台 | ○型 |
| 脚 | □型 |
