JR西日本山陽本線吉永駅の南東500mほど、県道261号沿いの南方地区にある消防団詰所の裏手に建つ櫓。屋根は浅い円形で、頂部には千単位がダイヤ型になった避雷針と風向計、また避雷針の付け根部分にはカール状の装飾がみられる。
見張台は隅切りされた四角形で、高欄は手摺が鋼管、垂直材が丸鋼、下部外縁が等辺山形鋼製で、床版は平鋼を簀の子状にならべたもの。手摺にはホース干し用のL字フックが設けられている。
脚は四本で、主材と水平材が等辺山形鋼製、斜材は丸鋼をリング状のバックルで締結したもの。
梯子は二段で、上下段とも桁内設置。中間には足場のみの簡易な踊り場が設けられている。
(2023年5月訪問)
屋根 | ○型 |
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半鐘 | なし |
見張台 | □型 |
脚 | □型 |