国道152号沿い、秋葉ダム上流にありダム建設に伴い高台移転した瀬尻地区に立つ櫓。
西欧の教会のようなドーム状のむくり屋根が特徴的で、軒先には鱗状の装飾が施されるなど、かなり西洋的な意匠を指向したものと思われる。見張台の欄干は上部に○型をあしらったデザイン。欄干部分には消防信号表が掲示されている。
梯子は二段で中間に張り出しのない踊り場あり。斜材は平鋼で交点はリベット留めになっている。
基部には銘板があるが文字の判読がかなり困難な状態。「龍山村消防団 第八分団 □造年月 昭和三十八年二(三?)月 施行者 中谷鉄□□」と記されている。(□部は判読できず)
(2014年4月訪問)
屋根 | □型 |
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半鐘 | あり |
見張台 | □型 |
脚 | □型 |