国道362号沿い、水川集落の中心部に立つ櫓。四角屋根は円弧状の造形で欧風な印象を受ける。軒先は丸波型に加工されており、意匠へのこだわりが感じられる。
見張台は円形で、欄干部分が漏斗状に広がった形状。梯子は桁に対して並行に設置されており、中間の踊り場部分で90度屈曲している。
基部には「愛郷火の用心」の標語が記された消防信号表と、「贈 火の見櫓 鈴木宗一郎 鈴木金作 昭和参拾弐年拾壱月」、「贈 サイレン 土屋儀一 土屋幾太郎 板谷年純 大井宗平 大島末次 昭和参拾弐年拾弐月」と記された寄贈者銘板が掲げられている。
(2014年5月訪問)
屋根 | □型 |
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半鐘 | あり |
見張台 | ○型 |
脚 | □型 |