身延第二分団第三部2
屋根 | △型 |
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半鐘 | あり |
見張台 | 6角型 |
脚 | △型 |
郵便局や小中学校、高校がある梅平地区の北側を流れる波木井川に架かる塩沢橋の西側、川沿いに建つ火の見櫓。非常に細身で、屋根は反りのついた三角錐状で、頂部には避雷針と装飾、風向計、また隅棟に蕨手がみられる。静岡県の火の見櫓で多くみられる鼻隠しの部分が大きく反りのついた形状となっているのが特徴的。
見張台は六角形で片持ち式となっており、手摺と下部外縁が等辺山形鋼製、垂直材が鋼管製。垂直材の間には、丸鋼をX字状に組み中心部を円形にかたどった装飾が施されている。床版は平鋼を簀の子状にならべている。
脚は三本で桁間隔が非常に狭く、事実上鋼柱といっても良い形状。等辺山形鋼製の主材に、同じく等辺山形鋼製の斜材をワーレントラス状に配しており、水平材は見られない。中間部分には半鐘が吊るされている。
梯子は一段で桁外設置となっている。
(2021年11月訪問)