火の見櫓図鑑

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塩之沢の火の見

火の見櫓

屋根 □型
半鐘 あり
見張台 ○型
□型

JR東海身延線 塩之沢駅の南方200mほど、塩之沢地区の中ほどに建つ櫓。屋根は反りのついた四角形で、頂部には先端がダイヤ型になった避雷針と風向計、隅棟には蕨手が備えられている。半鐘は屋根裏中心部に吊るされている。
見張台は円形で、高欄は手摺と主要な垂直材、下部外縁が等辺山形鋼製、垂直材と水平材が平鋼製で、床版は平鋼を簀の子状にならべたもの。小型のスピーカーが三方向へ向けて設置されている。
脚は四本で、主材、水平材が等辺山形鋼製、斜材は丸鋼をリング状のバックルで締結したもの。各部の接合はプレートにより、主材とはリベットで、水平材、斜材とは六角ボルトでそれぞれ締結されている。
梯子は二段で、上下段ともに桁内設置。中間の踊り場は張り出しがなく、上部にはアーチ状の造作がされている。
基部はハの字型の補剛がいれられており、梯子出入り部分のみ補剛間を繋ぐようにアーチが入っている。

(2021年11月訪問)

全景 見張台 屋根 見張台高欄 踊り場 基部

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