身延町消防団下部第一分団第一部機庫
屋根 | □型 |
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半鐘 | あり |
見張台 | ○型 |
脚 | □型 |
JR東海身延線 甲斐常葉駅から北東250mほど、身延町役場下部支所や旧下部小中学校などが位置する小高い丘の上、下部地区公民館前にある消防団詰所の傍らに建つ櫓。
屋根はやや反りのついた四角形で軒天井がみられる。頂部には避雷針と先端が欠落した風向計が設けられており、半鐘は屋根裏中心部に吊るされている。
見張台は円形で、高欄は手摺、垂直材が鋼管、水平材が丸鋼、下部外縁が等辺山形鋼製。二本の水平材の間には円形の装飾が施されている。床版は平鋼を同心円状に並べたもの。高欄に消防信号表が掲示されている。
脚は四本で、主材、水平材が等辺山形鋼製、斜材が丸鋼をリング状のバックルで締結したもの。
梯子は二段で上下段とも桁外で、桁に対して垂直方向、階段状に設置されている。踊り場は桁外にバルコニー状になったものが設けられている。また下段の梯子は地表面ではなく隣接する消防団詰所二階に接続しており、地表からは直接見張台へはアクセスできない状態となっている。
基部はΛ型の方杖が入れられており、傾斜地に位置することかに石垣、石段が設けられている。
(2021年12月訪問)