県道256号沿い、名古屋鉄道常滑線古見駅から東へ400mほどの街中の小川沿いに建つ櫓。やや反りのついた四角屋根は、頂部に先端が三叉になった避雷針と風向計が設けられている。軒の周囲をぐるりと平鋼製のホース干し器具が取り囲んでいるのが特徴的。
見張台の欄干部は手摺、主材、水平材とも平鋼製で、主材の下部は円弧状に外側に張り出す装飾が施されている。
脚は四本で、主材、水平材が等辺山型鋼製、斜材が丸鋼をリング状のバックルで締結したもので、各節はプレートにボルトで結合されている。
梯子は二段で桁内設置。中間の踊り場は張り出しなどのない、足場だけのごく簡素なもの。梯子の出入り口はアーチ状に造形されている。
基部には丸鋼を螺旋状に加工した金具が取り付けられており、ホースの口金を留めるのに利用されているものと思われる。
※既に撤去済みです。
(2016年2月訪問)
屋根 | □型 |
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半鐘 | なし |
見張台 | □型 |
脚 | □型 |