県道254号沿い、知多市佐布里ダム記念館への入口に建つ櫓。反りや照りのない四角錐状の屋根は頂部に先端が三叉になった避雷針と風向計が設けられており、それ以外には装飾的要素は見られない。
見張台は欄干、外枠が等辺山型鋼製、主材が丸鋼製で、水平材は設けられていない。欄干の一辺にはホース干し用の金具が設置されている。
脚は四本で主材、水平材が等辺山型鋼製、斜材は丸鋼をリング状のバックルで締結したタイプ。
梯子は三段で桁内設置。二箇所の踊り場はいずれも足場のみの簡素な造り。梯子の取り付け部にはいたずらで登られないよう板が張られ、「よい子はここで遊ばない 消防署」と記された看板が掲示されている。
基部の梯子入口部分は丸鋼でアーチ状に造形されており、やはり丸鋼製の補剛で支えられている。こちらも悪戯防止のためか、周囲は厳重にトラロープが巡らされている。
※既に撤去済みです。
(2016年2月訪問)
屋根 | □型 |
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半鐘 | あり |
見張台 | □型 |
脚 | □型 |