火の見櫓図鑑

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岡崎市六ッ美消防団第二部車庫警備室

火の見櫓

屋根 なし
半鐘 なし
見張台 ○型
△型

JR東海 東海道本線 岡崎駅の北北西約3km、岡崎市役所六ツ美支所敷地内にある消防団詰所の傍らに建つ櫓。屋根は無く、頂点部分には避雷針、風向計、屋根飾りが、岡崎市周辺特有のねじりの加えられた柱に支えられている。避雷針直下に半鐘吊り具が設けられているが、半鐘は見られない。
見張台は円形で、高欄は手摺と下部外縁が等辺山形鋼製、水平材、垂直材が丸鋼製。垂直材の間には丸鋼二本を中間で交差させて本結びにした装飾が入れられている。床版は平鋼を簀の子状に並べたもの。
脚は三本で、主材、水平材が等辺山形鋼製、斜材が丸鋼をリング状のバックルで締結したタイプとなっている。各部の接合にはプレートを用いており、主材とはリベット、水平材とは六角ボルト、斜材とは六角ナットでそれぞれ締結されている。
梯子は一段で桁外設置。基礎は水場を組み込んだ形状となっている。「矢藤鉄工所 昭和41年3月 愛知 福岡町 電話四六番」と記された製造銘板が掲示されている。

(2021年9月訪問)

見張台 風向計・方位標 見張台高欄 脚部 基部 製造銘板

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