火の見櫓図鑑

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豊川市消防団第三分団第一部

火の見櫓

屋根 □型
半鐘 なし
見張台 □型
□型

 JR東海飯田線三河一宮駅の北西方、県道498号から少し外れた小川沿いに建つ櫓。屋根は反りのついた四角形で、頂部には避雷針と風向計が設けられている。風向計は中央の避雷針取付部を中心に、上半分に半円状の装飾が施されている。
 見張台は四角形で欄干は手摺部と外枠が等辺山形鋼製、主材が丸鋼製で、平鋼を曲げ加工した唐草状の装飾が施されている。
脚は四本で、主材、水平材が等辺山形鋼製、斜材は丸鋼をリング状のバックルで締結したタイプ。各節の結合はプレートにより、主材、水平材はリベット、斜材はプレートに穴を開けて丸鋼をフック状に曲げ加工して固定している。
梯子は二段で桁内設置。中間に足場だけの簡易な踊り場が設けられている。基部の斜材は梯子出入口部のみアーチ状で、それ以外の面は∧型になっている。
出入口上部にはアーチ形状に合わせた扇形の分團銘板が掲げられており、「一宮村消防団 大木分団 昭和丗二年二月吉日竣工」と記されている。また、主材には縦書きで「山六(への下に六)鉄工所製作」の製造銘板も取り付けられている。

全景 見張台 屋根 見張台高欄 踊り場 基部 分団銘板 製造銘板

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