泙野久呂下の火の見
屋根 | □型 |
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半鐘 | あり |
見張台 | □型 |
脚 | □型 |
JR東海 東海道本線 愛知御津駅の西方500mほど、東海道線が御津川を渡る鉄橋の南側の市道沿いに建つ櫓。東海道本線の車窓からも眺めることができる。屋根は非常に浅い四角形で、先端が5針の避雷針とがが設けられており、避雷針の付け根部分には丸鋼製の装飾が施されている。半鐘は屋根裏中心部に吊るされている。
見張台は四角形で、高欄は手摺と外縁部が等辺山形鋼製、垂直材が丸鋼製で、水平材や装飾的要素はみられない。
脚は四本で、主材、水平材、斜材のいずれも等辺山形鋼製。各部の接合は主材への直接接合となっており、いずれも六角ボルトで締結されている。X字形に組まれた斜材の交点も六角ボルトで留められている。
梯子は二段で、上下段ともに桁内設置。中間の踊り場は片側のみ半円状に突き出したデザイン。高欄は全て丸鋼製とみられる。
基部は斜材が四面ともΛ型に入れられており、梯子への出入りはあまり考慮されていないように思われる。基礎は脚の部分のみ地表面からやや嵩上げされている。
(2021年9月訪問)