国道341号の旧道にあたる市道沿い、萱町地区の中心部に建つ櫓。屋根は円錐形で、頂部には針状の避雷針が設けられている。何故かは不明だが屋根板に歪み、へこみが目立つ。
見張台は円形で、高欄は手摺部と下枠が等辺山形鋼、垂直材が丸鋼製。屋根を支える柱は櫓の主材を利用しておらず、高欄から建て付けられている。梯子の出入口部分は四角く張り出しており、転落防止用の柵の役割を担っている。斜材はV字型に渡されているが、中間の踊り場出入口部はΛ型。
脚は四本で、主材、水平材、斜材共に等辺山形鋼製。各部の接合はプレートにより、主材はリベット、水平材と斜材はボルトで締結されている。
梯子は二段で桁外設置。下段の梯子は脚に対して垂直方向に階段状に設けられており、中間の張り出しのない踊り場を介して上段は、桁から外側へ向けて登るようになっている。基部は斜材がΛ型に渡されている。
(2016年8月訪問)
屋根 | ○型 |
---|---|
半鐘 | あり |
見張台 | ○型 |
脚 | △型 |