鹿角市街から国道103号を東に進み、青森県三戸方面へ向かう104号との分岐点近くに建つ櫓。屋根は浅い円形で、頂部には避雷針が設けられている。
見張台は円形で、高欄は手摺部と底部外縁が等辺山形鋼製、垂直材が丸鋼製。半鐘は屋根を支える三角形の梁の一辺に乳のない中山式と思われるものがつるされており、屋根中心からはややオフセットしている。
脚は三本で、垂直材、水平材は等辺山形鋼製、斜材は丸鋼製で、張力調整は枠式ターンバックルで行っている。各節の接合はプレートにより、主材とは溶接、水平材は六角ボルトによる締結。斜材は丸鋼の先端に平鋼を溶接し、その板とプレートを六角ボルトで締めている。
梯子は一段で桁外設置。基部はA形の斜材が設けられており、主材との間に補剛は見られない。
(2017年8月訪問)
屋根 | ○型 |
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半鐘 | あり |
見張台 | ○型 |
脚 | △型 |